商業・法人登記記録(登記簿)とは

商業・法人登記記録(登記簿)とは、会社等に関する重要な一定の事項(商号、所在地、代表者の氏名等)を記録した情報(帳簿)のことです。登記記録の情報を一般公開することにより、会社等の信用維持を図るとともに、取引の相手方が安心して取引できるようにする役割を果たしています。現在は電子データとして管理されているため、登記簿とは呼ばなくなりましたが、今でも登記簿と言ったほうが伝わりやすいです。

会社を含む法人は、法人格(人と同じように活動ができる主体)を与えられることによって、経済活動などを行うことができますが、この法人格が本当にあるのかどうかを記録し、公開している情報であり、人の戸籍と住民票の機能を併せ持ったような機能を持っています。

登記記録は、法人の種類(株式会社・合同会社・社団法人・組合等)ごとに登記される項目が定まっていて、登記手続き自体も複数の根拠法に基づいて行われています。そのため、司法書士でも、法人登記を申請する際には、何が登記事項だったか確認することが多いはずです。近年の改正では、NPO法人の「資産の総額」の登記が不要になったりしています。ビジネス界からは、個人情報保護の観点から、代表者の個人の住所を登記事項から外して欲しいとの要望が出続けていますので、いずれ登記事項ではなくなるのかもしれません。

商業・法人登記記録は、全国の法務局で登記事項全部証明書(登記簿謄本)等を取得することによって、誰でも確認できます。また、オンライン上で登記情報を確認することもできます。ただし、会社法人番号が分かっているとすぐに検索できますが、商号・名称で検索しようとすると、精度があまりよくありません。

登記情報サービスWebSite

商業登記は、電子化に伴い管轄法務局が集約されており、宮崎県では、宮崎地方法務局本庁のみが登記申請を受け付けています。そのため登記申請に補正を食らってしまうと往復3時間の仕事になります…。